民主・市民フォーラム京都市会議員団は,議第180号に賛成の立場から、事業の執行に際し以下の点を求め、討論とします。
昨年4月7日、国において最初の緊急事態宣言が発出され、同月16日には本市を含み全国に対象範囲が拡大されました。1ヶ月半後の5月25日に、緊急事態宣言が解除されたものの、昨年末からの全国的な感染拡大を発端に、本日まで2度目となる緊急事態宣言が継続されており、予断を許さない状況が続いています。
本市においても、昨年1月から9月までに約1200人が感染し、その後、10月から今日までに約4.5倍の5100人増加、感染者は累計6300人を超える状況にあり、この状況を打開するべく、かねてから1日も早いワクチン接種が求められてきました。
ワクチン接種が安全・迅速に行われる上で各自治体が担う役目は大きく、本市においても国・府・医療機関とも連携を密にしながら、主体性をもって、出来る限り多くの市民に滞りなく実施されるよう、綿密かつ柔軟な体制を整えることが求められます。
そのためには、適正なワクチン確保と輸送・保管、かかりつけ医による個別接種を可能とするための協力の呼びかけ、集団接種に従事いただく医師・看護師の確保による実施体制の強化、広く市民に利用しやすい予約システムの構築、コールセンターの充実、個人情報の厳格な管理など必要措置を講じるとともに、ワクチン摂取が努力義務とされる対象者のうち、接種に後ろ向きな方にもよりご理解が進むよう、利便性の高い集団接種会場の選定、ワクチンの安全性・有効性・免疫の継続性など情報開示を丁寧に行い、市民や市会への説明責任を果たすため万全を期すこと、何より、市民ならびに京都経済から新型コロナウイルスによる不安や影響を1日も早く払拭できるよう引き続き全力で取り組むことを求め、賛成討論とします。
ご清聴ありがとうございました。