近年よく耳にするサブスクリプション(通称:サブスク)とは「料金を支払うことで一定期間利用できる」型のビジネスモデルとされます。その意味では、定期券も既存のサブスクであり、非常に相性の良い、交通とサブスクについては、MaaS構想など世界的に研究が続けられています。
そのなかで、9月市会にて提案したのは、定期券利用に付加価値を与えるサブスク型サービスであり、来年度には試行実施されることが示されました。
テレワークの浸透により、コロナ後も定期券利用は15%程度減少が見込まれ、交通事業者にとっては深刻な課題となっています。定期券利用回復に向けて、まず関東の交通事業者で取り組まれているのが、定期券購入者向けのサブスクです。駅ナカ、駅近の店舗や、ホテルなどと連携し、お得なサービスが実施されました。その内、コーヒーショップで提供されたサブスクでは、月に27.7杯も利用したという実績が示されており、利用者の行動変容をもたらしたことが想定されます。
今後、交通局が魅力的なサービスを提供するためには、駅ナカビジネスの事業者との連携が鍵になり、2月市会では、新たな駅ナカビジネスの展望についても提案しました。
利用者の利便性向上や、利用者増、収益増に向けた有意義な提案が出来るように努めます。
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