地域交流拠点を目指す KYOTO TACHIBANA スタジアム
3月に完成した京都橘学園のスポーツ施設の建設に伴い、あらためて調査が行われた大宅廃寺は、出土した瓦などの研究により、近年、歴史学的な注目度が増してきているとされています。
大宅廃寺は、現在の大宅中学校付近に、7世紀四半世紀後半に造られたと考えられています。中学校の建設時には大規模な調査が行われました。当時、奈良街道を通り、山科地域に入ってきた人間を、あっと驚かすような立派な塔(何重の塔だったかは不明)を備えていたとされ、いうなれば飛鳥時代の山科のランドマークだったのでしょう。
山科1400年の歴史を考える上でも、浪漫のあふれる遺跡であり、今後更に調査が深まり、区内からも市外からも関心が高まることを願っています。
発掘された瓦窯跡
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