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【発信 VOL.10より】
「行く都市」から「住む都市」へ

選ばれるまちづくりと山科(京都市東部エリア)の重要性


京都を守り京都市を発展させる

京都市のまちづくりを考える上で、一丁目一番地とすべきは「京都」の景観とまちなみを守ることです。しかしながら、歴史的・地理的に「京都」といわれるエリアと、後付けの線引きである自治体としての「京都市」はまったく別のエリアを示すことは事実です。

また、まちを守るというのは美術館で芸術を保管するのと異なり、まちに住み、働く人々の賑わいがなければ、空き家がどんどん傷んでいくのと同様に、まちはさびれていきます。

「古都・京都」を守りながら、「現代のまち・京都市」を発展させるためにメリハリのある都市計画が重要であると、これまで質問を続けてまいりましたが、現在、都市計画の見直し案が示されています。

高さ規制等の規制緩和がまちを壊さないか懸念される方がおられるのは当然ですが、京都市の現状を放置すれば、少子高齢化による自然減と、他都市への転出による社会減、ふたつの人口減少が着実に京都を蝕んでいく危機に向き合わなければなりません。

山科の発展が重要

私がとくに強調してきたのは、地下鉄東西線沿線の発展です。財政危機の悪役となってしまいがちな東西線を、利便性の高い交通インフラとして活かし、地下鉄沿線にふさわしい発展を目指すことで、地域の振興と乗降客数の増加が期待出来ます。裏返せば、莫大な建設コストを要する地下鉄を維持するには相応のまちの規模が求められるのです。

古都を守るエリアと都市として発展を目指すエリア、この2つを明確化し、それぞれのポテンシャルを発揮し、観光で「行く都市」から「住む都市」として京都市が選ばれるよう、今後も提案を続けてまいります。

発信 VOL.10より

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