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令和2年度7月補正予算賛成討論

民主・市民フォーラム京都市会議員団は,議第74号から77号令和2年度京都市一般会計補正予算ほか3件について賛成の態度を表明しております。予算執行に対し、以下の点を求め、討論とします。

 まず始めに、新型コロナウイルス感染症の脅威の一方で、市内、また全国各地において豪雨による被害が発生しております。犠牲になられた方々にお悔やみを申しあげますとともに、被害に遭われた皆様にお見舞いを申しあげます。
災害の発生に伴い、避難所における3密対策が喫緊の課題となる中で、避難所としてホテルの空き部屋を活用する取組みについては期待が出来るものの、災害現場において新たな仕組みを実施する上では、様々な問題が浮上することが予期されます。地域事情や避難者の心情を考慮し、円滑な避難所運営が出来るよう、あらかじめ綿密かつ柔軟に想定を重ねることが必要です。
文化芸術総合支援パッケージについては、「文化芸術活動緊急奨励金」申請の際に実施された「京都の芸術家の活動状況に関するアンケート」の調査結果を踏まえた取組となっています。関係者の皆様の声が生かされた取組であることをしっかり広報するとともに、「文化芸術活動緊急奨励金」の活用事例のなかでも、ウイズコロナ社会における文化芸術活動の振興の優良または先進事例となるものについて、広く情報共有できるよう取り組むことを求めます。

 地域コミュニティ活性化に資する新たな住まい創出支援事業については、補助を受け宿泊施設から住宅として転用された物件が、新たな所有者に転売されることになっても、補助の実効性が確保されるよう、ち密な設計を行うことが必要であると考えます。

子ども食堂等との連携による子どもの見守り強化は、非常に重要な取り組みです。地域の中で地道に活動を続けてこられた方々の活動を基軸に、継続的に関わりをもつことの出来る事業となることを期待します。

産業観光局関連では、多岐にわたる予算が提案されています。まさに市民生活の下支えと京都経済の向上に寄与する目的の事業展開であり、必要な予算であると認めるものの、今回のみならず、これまでの補正予算の使途内容の精査と結果については詳細に点検し、議会へ報告することを強く求めます。
本市会では、各局における精力的な検討のもと、減額補正により予算が捻出されたことを大いに評価します。一方、コロナ禍における未曾有の事態に対応するものと理解するものの、本来、基金については、基金の趣旨を活かす事業に充当するために取り崩するという原則があります。今回の取り崩しについての説明を丁寧に行うとともに、基金の取り扱いについては引き続き慎重に行うことを求めます。
我々は6月3日、門川市長に対し、会派要望を提出いたしました。医療従事者の支援をはじめ要望内容が本市会の予算に取り入れられていることについて大変喜ばしく思います。引き続き、市民・事業者、ならびに感染拡大防止の先頭に立ちご尽力いただく皆様に対し、幅広くきめ細やかな支援を検討・実施することを求め、賛成討論といたします。

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